歯科の診断?
本来 医療とは 医療機関の別を問わず、どこの病院に行っても
どの先生に診てもらっても 同じ診断のもと同様の処置がなされ、 治癒にむかうのが望ましいと思いますが 現実にはなかなかそうはいかないものです。 今回は歯科における診断の差、治療の考え方の差について述べようと思います。 どこの歯科医院に行っても、どの先生に診てもらっても同じ診断で、 その診断にもとづいて同じような治療方法が決まり、結果痛みなく何でも 食べられて、話すことも不自由なく 見た目も満足というのが理想でしょう。 しかし実際にはそうはいかない なぜか?それはまずひとつに共通の診断が 存在しないという事、加えて治療の考え方も様々、 これでは同じ結果にはなかなかたどり着けないでしょう、 虫歯ができてしまって削って詰める、歯が抜けてしまって入れ歯を作る ブリッジをいれる インプラントをいれる どのような材料を詰めるか? 治療方法は何を選択するか?方法論はたくさん今までも、今もたくさんありますが、 なんでその一本の歯に穴があいてしまったのか、 その一本の歯が抜けてしまったのか、の診断がないのです、 ブラッシングが足りなかった、歯磨きが上手でなかった? そんなわけないでしょう 何度も繰り返しますが磨けてない所と虫歯になったり、 抜けたりして壊れてくる歯は一致しないのですよ。もちろん歯磨きをして口の中を 清潔に保つことは大切ですし、汚いよりはきれいな方が良いのは 異論のないところですが、プラークコントロール一辺倒のマスメディアの取扱いには 失望させられます、虫歯になってしまった理由 歯周病になってしまった理由を歯磨き不足以外で探して、 その原因除去に努めなくてはなりません。 |
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また治療においても 様々な考え方があります、
現在一般的な歯科治療における考えかたは。 ひとつの理想的な歯列 かみ合わせにもっていく AさんもBさんもCさんもすべてひとつの理想的なゴールにあわせるというものですが、私たちは違うと考えています、AさんBさんCさんそれぞれの人に合わせたゴールに 導こうというものです、それなので一つもゴールへ 合わせるよりはるかに困難になります、 この両者の考え方の差は 歯列やかみ合わせを原因と とらえるか?結果ととらえるか?の差にあると思います。 ゆえに何が原因でその歯列かみ合わせになったのかを 考えることがとても大切で、 それこそが診断であると思います。 |