\ 歯科衛生士のおはなしNo.33/

治療回数

歯科治療は、治療回数がかかります。

内科などとは違い、削ったり詰めたり歯石を取ったり口は一つですが、その中の歯は親知らずを数えないと28本あり、それぞれが機能して「口」として正常に働くからです。

歯周病治療の代表は、歯石を取る、には時間がかかります。時々、「一回で終われますか?」と質問されることがあります。

終わらせられない治療はありません。

ただ勘違いされていることもあります。

終われる=完璧に治せているではないという事です。

歯石を表面上サーっと超音波という機械で永久歯28本触るだけで30分はかかります。

でもその歯石は、歯周病原因のポケット深くに存在する歯石までには及んでいません。

根の周りにこびりついていく縁下歯石を、機械を使わずに手用スケーラーという器具で除去していきます。

肉眼では見えない部分なので、レントゲンを診ながら、指先から伝わる根の形を感覚で把握しながらイメージしながら、スケーラーを這わせて歯茎を切らないように操作します。

石がこびりついていた時間や成り立ちから歯石の硬さは異なるため、重症な場合1本の歯を治療するために30分費やすこともあります。

ということをご理解いただいて、計画をたてます。

歯周病治療をしたい、のか、見えるところを掃除したい、のかによって変わってくる。

例えば、「クリーニングしてください」と来院される患者さんに対して説明しておりますが、『表面上の着色や歯垢・歯石をきれいにしてほしいですか?根本的に歯石をお取りした最後に着色など含めてきれいにしてもらいたいですか?』時間をかけずにクリーニングを行うことはできますが、それは決して歯周病を予防できているわけではありません。

歯周病とは、歯を支えている顎の骨が減っていく病気です。

顎の骨の上に、歯肉がかぶっています。

歯石だけが歯周病の原因ではありませんが、歯石はない方がよいと思います。

まれに、歯石をわざと残すケースもありますが。

当院では患者さんの状態に応じて、定期検診の間隔を設けておりますが、

最長でも6ヶ月です。

一度初回の歯周病治療で縁下歯石を除去できればあとは、表面上の歯石を洗っていくだけでよい場合が多いので、検診の都度回数がかかるわけではありません。

まずは、検診受診してみてご自分の状態を把握されて、将来的にどうなりたいのか、今回はどうしたいのかを相談していければ、治療回数も負担になりづらいのではないでしょうか?

365日使っている体の一部です。

故障もあります。

可愛がってあげてください。

歯科衛生士 野口

吉川医療モール歯科