\ 歯科衛生士のおはなし/
股関節を使って歩いていますか?
久しぶりに寺社巡り旅行へ

行ってきた時のことです。
スマホに万歩計がついているので、

途中で何歩歩いているのか覗いてみました。
だいたい17000歩
じゃあ私も見てみよー、と、

私よりも約5センチ背の高い妹は
だいたい19000歩
‥‥ほとんど同じ行動で

2000歩も差が出る?
理由は、歩幅でした
妹の方が足は長いけれど、

少しヒールのついている靴で、

チョコチョコ小股
一方私は、スニーカーで、

グングン中股
話しながら歩いていたので

大股にはなっていませんでした。
理想の歩幅は、身長の半分以上です。
実際にメジャーを床に置いて

足を踏み出してみてください。
o 足を前に出す時膝をあげないと大きく開けないこと
o 宙に片足浮いている時残されたもう片足は体幹を利用してフラつかないでいられること
o その時下腹の腹筋を使っていること
o 残された後ろ足の膝やふくらはぎの筋が伸びて使われていること
o 次の一歩に行く時5本の足指がしっかり地をつかんで蹴り出していること
o 股関節を中心とした振り子のように足がまっすぐ前に出せること
o 振り子のように足を動かすために、両腕を大きく前後に振ること
これらの繰り返しで、

いわゆる『歩いています』と

言えるでしょう。
口を開ける筋肉と閉じる筋肉は

違う筋肉が働いています。
口を開ける筋肉は、

『歩くこと』でしか補えません!!
では、歩かなくなってくると

口を開ける筋肉は弱くなり、

それが働けなくなると、

口を閉じてしまいます。
‥‥食いしばりや食事以外で

上下の歯が無意識に

ぶつかってしまうことにつながります。
o 結果、歯が顎の骨の中に沈んで痛くなったり
o 結果、隣の歯同士が潰されて穴が開く虫歯になったり
o 結果、顎の骨が弱い人は歯の根本の骨が溶けてきて歯槽膿漏になったり
o 結果、食いしばりで顎関節が痛くなったり
o 結果?治療した詰め物が弾けて取れたり、歯が欠けてきたり、すり減ったり
o 結果、歯肉の色が悪くなってきたり
o 結果、首や肩が痛くなったり

o 結果、頭が痛くなったり

などなど
口の中に痛みを抱えて来院される方は

多いです(うちは歯医者なので当たり前ですが)
レントゲンや触診、視診で病名をつけます。
しかし、原因は、問診で見つけていきます。
ほとんどの方が、生活の変化、

歩行の質や量の低下です。
過去を思い返して、

人生で一番歩いていた時期が、

自分の歩行量になります。
小学校6年間の通学なのか、

中学、高校なのか?
18歳までに骨格は完成しますので、

それまでどの位歩いていたのか?
但し、1歳前に歩き出してしまった場合は

幼若股関節で成長している

可能性があるため

これに該当しないことがあります。
運動(スポーツ)歴、ではありません。
走りは前に足は出すけれど

後ろに足は伸ばして残りません。
最近、つまずいていませんか?
膝は上がっていますか?
同じ所を散歩しているのに、

歩数増えてきていませんか?
それ、正しい歩行ができていなくて

腹筋がなくなってきているのかも?
歯科衛生士 野口

吉川医療モール歯科