食べたものが身体を造っていく
吉川医療モール歯科も10月1日で1歳になりました。
あっという間に時間が過ぎた1年でした。
少しずつ患者さんも増えてきて、1人1人にどんなお話しをしていくことがこの方の生活が健康であり続けるために効果があるのかを考えながら、日々仕事に励んでおります。
9月末の土・日に歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士 合同の講習会を受講してきました。
その講習会はいつも、新しい??身体とお口の中のこと?≠ェ聴けるのですごく楽しい勉強時間です。
毎年聴いているのに今回も目からウロコが沢山ありましたので、ぜひ皆さんにも知っていただきたいと思います。2日分を全部お話ししきれないので、少しずつ分けてお話いたします。
食事をするためには歯が必要ですが、実は『栄養を体内に取り入れる』ということは生まれる前から始めています。
そうです!お母さんのお腹にいる時からです。もっと遡(さかのぼ)れば、そのお母さんが身ごもる以前から、赤ちゃんへの栄養コントロールをしておかなくてはなりません。
血でいっぱいの胎盤を通って胎児に酸素や栄養を与えるわけですが、その血液が毒もなく酸素いっぱいでないと胎児もその状態で育っていきます。
お父さんとお母さんがくっついて、受精という奇跡的な瞬間から着床完了まで6~12日といわれています。
着床できたら、もうお母さんから栄養供給開始されるのです。内臓は約28日で、でき始め約35日で体ができます。その頃ようやく、妊娠したかも?と自覚していくのですが、その時から??食?≠竍?嗜好品?≠ノ気を付けても遅いのです。
これは子供や大人にも共通して言える事ですが、
??食べたものが身体を造っていく??
のですから、口に入れる前に 何を体の一部にしようとしているのか をよく知り、確認していかないと、物があふれる今の世の中怖い事だらけです。
普段何の気なしに摂っている??油?≠?気にしたことはありますか?
キャノーラ油、サラダ油・・・オリーブオイルやココナッツオイルまで、「売っているから悪いものではないだろう」と、無意識に「安価なものだから、沢山つかうから」と手頃さを重視していませんか?
昔は見られなかったキレやすい子、おちつきない子は何が原因なのでしょう?
もし、しつけの問題以前のことだったとしたら?
環境ホルモンの影響も随分前から言われています。
それらは、生体にアクセスしてくる怖い事で、食の中に入っています。
ラットの実験で様々な油を習慣的に与えたところ、脳の正常状態を破壊し、意味もなく動き回り寿命が短かった油は、キャノーラ油だったという結果もでています。
植物油脂と表示されている食品は何の油を使っているのか明記する義務はないそうです。おにぎりやお惣菜、チョコレートやスナック菓子などの表示を気にしてみましょう。
大量生産・安く販売するには、安い油・・・。
実は血糖値の上下は??糖質?≠ナはなく、??脂質?≠ノよって改善されることをご存知あれば食生活も変わってきますよね。
米を我慢していても一向に病気改善しない。
アーモンドは糖質ないからと毎日食べていたら、その脂質でインスリン抵抗性があらわれ、血糖値は上がります。
よく考えれば、昔の調理方法に 炒め物 揚げ物 はほとんどありませんでした。
今一度、現代の??もの?≠ェあふれる時代で原因不明の病に振り回されないように、昔のシンプルな食を見直してみては如何でしょうか。
よく考えると、??歯科?≠ヘ人の全ての時間に関れる唯一の病院であり、産前から産中、出生し、乳児、小児、学生、社会人、中高年 というふうに 病気の原因と結果を見届けられる機関であるため、より身近に医療の本質を発揮できます。そんなところに貢献できていることを嬉しく思う、責任を感じる、私です。
歯科衛生士 野口