100歳時代
100歳時代
2021年10月1日で吉川医療モール歯科も6歳になりました。
開業当初からお越しいただいている患者さんの経過も追うことができていて私たちも日々、
身体と口腔内は無関係でないことを痛感いたします。
特にここは医療モールとして、内科・小児科と連携して治療にあたれるため
口腔内疾病発生の裏付けも取れています。
『虫歯や歯周病の本当の原因は、歯磨きができていないからではない』
論をモットーに、歯科衛生士として治療してきて四半世紀。
【子供の虫歯は、砂糖が原因。大人の虫歯は、歯にかかってくる余分な力。】
は、ほぼ間違いありません。
また、虫歯タイプ・歯周病タイプはだいたい振り分けることができて、
其々の予防方法、原因が同じでも誰一人として同じ予防方法はないのかもしれない、と感じています。
言い換えると、万人に共通する健康法はない、ということです。
ホームページに連載しているこの衛生士のおはなしの初回からお伝えしていますが、
その人の今を見るためには過去の生活を知らずして治療には取りかかれません。
レントゲン診断はとても重要な内容が詰まったアイテムの1つです。
もちろん初回問診も必須です。
そこから、今の病気(結果)がなぜ(原因)発症したのかをイメージすることができます。
虫歯になって穴が開いたので詰め物をする、歯がぐらついて噛めないから抜いて入れ歯にする
歯医者にいらっしゃるにはそこで終わりのような気もしますが
実はそれは、応急処置であります。
なぜ、穴が開いたのか?なぜ、磨いているのに抜かなくてはいけない歯ができたのか?
繰り返し同じ病気になって、なぜだろう?と振り返り、
自分と向き合うことができる時が治療への第一歩です。
内科などと違って歯科は、続けて通院しなければいけないことが面倒くさいと思います。
もちろん原因なんて知らなくていいから穴だけ埋めて、とお考えの方もいらっしゃいます。
痛くなったら薬を飲む、もいけない事ではありません。
ただ私が考えることは、繰り返し同じような病気になる度に、
自分と向き合える・生活を見直せるチャンスがまだある、ということです。
早いうちなのか、本当に困った時なのか。
人生100年時代といわれ始めました。
皆さんは、どのように、100年過ごして生きたいですか? 歯科衛生士 野口