\ 院長の独り言 /

成長 発育 ②

 前回に続き発育について述べようと思います。

まずは生後、最初の動きとして授乳があります。

必要な栄養素を摂取するという大きな目的があるのは当然ですが、

それとは別の大切なことがあります。

母乳を飲むときの口とベロ(舌)の動きになります。

 だいぶ昔から母乳と人工乳の話はされていて、

免疫的に成分的に母乳が優れているといわれていましたが、

それと同時に口とベロ(舌)の動きが

哺乳瓶を吸う時とはだいぶ違うのです。

いわゆる呼吸

この3つのセットの動きが哺乳瓶を吸う動きとは違い、

ある大学の小児科の教授も指摘されていましたが

母乳を吸う時は口の周りの筋肉をたくさん使うので

あごの発達を促すと同時に歯並びも良くなり、

さらに呼吸においても母乳の方が負荷が少ないらしく

様々な点で母乳の優位性が見られます。

具体的にはベロ(舌)とうわ顎(上顎)

食物をこしてレロレロする動きが重要になります。

ベロ(舌)とうわ顎(上顎)を使うということです、

哺乳瓶ではその動きにはならないのです。

実はベロ(舌)にある味蕾という味を

キャッチするセンサーが2歳頃までは

うわ顎(上顎)にもあると言われています。

これはまさにこの時期にベロ(舌)と

うわ顎で味わいなさい、ということで、

授乳期から離乳食期においても

ベロ(舌)を正しく動かすかがとても大事になります。

 また2歳半くらいに子供の歯が

萌え揃っても歯を使わずに食べれる柔らかい舌と

上顎でつぶしたらペースト状になる食物が好ましいです。

基本的には食感のある固形物はNGでしょう。

まだまだ筋力がものすごく弱い年齢において

歯ごたえのある物を食べさせることは

正しく顎とベロ(舌)を動かせないだけでなく、

実は首の骨の発育にも著しい悪影響を

与えてしまうことがわかっています。

ですから硬い食品大開口摂食

頚椎を壊し体幹の安定を阻害させてしまいます。

  ex.リンゴ丸かじり 肉塊 食パン 

キュウリがぶり おむすび大開口

体の成長 発育において

筋肉と骨は基本中の基本になるので

重たい頭を支える首においては

首の骨の発育不全が脳機能障害までも

引き起こすことが分かっています。

18歳くらいまで骨の成長発育が続きます。

昔から生後3~4ヶ月で首が座るという表現がありますが、

私の師匠いわく、首は18年かけて座らせるのだと。

 動物である人間にとって体のすべてのパーツにおいて

いかに正しく動かせるかが、

特に成長発育期の動きはとてもとても大事になります

その時にしか出来ないのでなおさらですね。

吉川医療モール歯科