\ 院長の独り言 /

歳をとったら入れ歯になるの?

 多くの人が、

何となく歳を取ったら

入れ歯になるイメージを

持たれていると思います。

 そのようなことはありません。

歳をとればとるほど

長く使うことになるのである程度、

寿命みたいなものを

連想されるかもしれませんね。

現実に高齢の方で

入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯)を

入れられている方は

多くいらっしゃいますが、

入れ歯になってしまった

原因を見てみると

純粋に加齢のみではいません。

さらに自分の歯を失って

入れ歯になるわけで、

何で歯を失ってしまうか?は

ほぼ虫歯と歯周病になります。

では、歳をとると全員が虫歯、

歯周病になるのか?

そんなことはないですね。

しいて言えば、

虫歯においては

加齢的に唾液の減少は

原因になり得ますが、

それのみで虫歯になることも

少ないでしょう。

また加齢が原因で

虫歯や歯周病を発生するのであれば、

全部の歯が虫歯、

歯周病になってしまいますよね?

そもそも歯周病の特徴として

部位特異性と言って

局所に発症するものなので、

歳とともに全部の歯が

いっぺんに抜けてくる人も

いないわけです。

 年齢とともに

顎の骨はとてもわずかに

減り続けると教わりますが、

それも100年経っても

歯が抜けてしまうような

量ではないですし、

多くの高齢者の方の

口の中を拝見していて、

加齢で抜けてしまった歯を

見たことはありません。

 入れ歯になってしまうのは、

年齢でもなく、

口の中のお手入れでもなく、

体質でもなく、

遺伝でもありません。

誤った歯の使い方です!!!

吉川医療モール歯科